2007年8月 8日

[公演情報]シアターグリーン学生芸術祭

 池袋の劇場シアターグリーンでは、現役大学生による演劇公演、映像公演を紹介することで、学生から盛り上げる演劇界・映像界の活性化と振興を目指して「シアターグリーン学生芸術祭」を8月3日(金)~9月24日(月)までの8週間開催する。

 以下、プチクリ編集部宛に来たリリースからの転載です。

シアターグリーンについて

劇場空間のはじまり

 豊島区が、その文化施策の柱の一つに「演劇」を掲げていることは、「劇場都市 としま」を合言葉に始まった『池袋演劇祭』をみても分かる様に広く 浸透しています。その池袋の地で「演劇」を通してリニューアルするまでの37年間、小劇場という狭小空間から常に"演劇の熱"を発し続けてきたのが「シア ターグリーン」であり、今や当劇場は東京の小劇場の世界では老舗となりました。


 昭和43年(1968)仙行寺が、都心にある寺院の社会事業の一環として演劇活動の場を提供することを考え、新劇団の育成・日本人劇作家の新作品の発 表・実験的演劇などを目的に掲げて、「池袋アートシアター」という名称のいわば手作りの劇場を始めました。その後昭和47年(1972)に劇場の名称を 「シアターグリーン」として、長い間若手劇団の登竜門として存在してきました。ここから多くの劇団・劇作家・演出家・役者などを輩出し、その後演劇・テレ ビ・映画など多方面で活躍している彼らによって当劇場も評価を受けておりました。

新しい劇場の形「シアターコンプレックス」へ

長い小劇場の歴史を刻んだ当劇場は、老舗の「小屋」の新たな挑戦として平成17年9月にリニューアルオープンしました。
 当劇場再建の最大の挑戦は、一つの建物内に大・中・小の三つの劇場を内包し、同時に公演が出来るシアターコンプレックスの形態をとったことです。近年多 数のスクリーンを有し、同時に幾つもの作品が上映できる大規模映画館、いわゆるシネコンが更に複合施設へと進化を続けている中、当劇場の試みはこれの小規 模な観劇版です。これによって大・中・小三つの劇場での同時公演が可能になり、常にそのいずれか、又はその全ての劇場で何かが公演されている、人で賑わう 劇場を目指しています。
これからは、「BIG TREE THEATER」、「BOX in BOX THEATER」、「BASE THEATER」のそれぞれの劇場が独自の空気を放ってくれたらと願っています。

 長い間小劇場の草分け的存在であった当劇場は、ここから活躍の場を広げていった多くの演劇人の故郷であり、原点であると自負しています。そしてこ れからも、小劇場として若手劇団の登竜門として門戸を広げていくことが、当劇場の存在意義だと考えております。私たちは、多くの演劇ファンやこれから演劇 に出会う人達に、常に何かを提供できる劇場であることで、演劇をより身近に、気軽に鑑賞して貰いたいと願っています。そして、小劇場という狭小空間の可能 性をより広げ、ライブという価値を保ちながらも映像等他のフィールドとの境界線をなくして、自由に行き来の出来る様な地盤を構築できたらと考えています。
そしてこの規模だからこその臨場感を、未だ小劇場を知らない全ての人達へその魅力を伝えていきたいと願っています。

シアターグリーン学生芸術祭開催


シアターグリーンでは、現役大学生による演劇公演、映像公演を鑑賞する機会を提供することで、学生から盛り上げる演劇界・映像界の活性化と振興を目指します。

そこで、現役大学生がシアターグリーンに集い「GREEN55」を結成し、平成19年の夏、演劇と映像に携わる全ての学生に向け、「シアターグリーン学生芸術祭」を開催致します。
【演劇部門】計8大学 8劇団
桜美林大学 「劇団銀石」
慶應義塾大学 「創像工房 in front of.」
中央大学 「第二演劇研究会」
東京大学 「劇団イケメニアン」
日本大学芸術学部 「BABY EINSTEIN」
立教大学 「劇団しどろもどろ」
早稲田大学 「舞台表現支援集団 疑似ドラマ」
同志社大学 「第三劇場」
【映像部門】計6大学
成城大学 「映画研究部」
多摩美術大学 
武蔵野美術大学 「映画研究会」
大阪芸術大学
東京学生映画祭推薦枠 二校
シアターグリーン学生芸術祭
Student Art Festival (SAF)
Vol.1
学生演劇の現状

現在の演劇を見渡してみると、舞台役者や演出家があらゆる世界を席巻しています。この演劇ブーム、その注目の内で目まぐるしく回転し、次々と湧き出 てくる新しい才能、その最先端が何処にあるのか。様々な分野で活躍する専門性を帯びた現代の学生達。そこでは時に、息をのむ才能があります。

多くの大学生劇団の表現の場は、大学内の施設や教室でその殆どが無料カンパ制か安価で観劇できます。しかしその情報量は極端に乏しく、余程探さなけ ればそのチラシも手に入り辛く、一般の演劇ファンや他大学の学生が足を運び辛い現実があります。例えそこでどんなに素晴らしい公演をしても、学生演劇とい う枠で捉えられているが故にその才能が世間の目に触れられないのが惜しまれてなりません。当然その後活躍の場を広げ、世間の目に触れる機会もあるでしょう が、それ以前の価値ある瞬間を目にして貰いたい。そう考えました。

学生演劇の現状を見てみると、各大学で演劇研究会や劇団が無数に存在しますが、その在り方は実に様々であり、団体によってその規模の差が歴然として います。そこで、その中でも有望な団体を一括して芸術祭を催すことで、校内という枠組みでくすぶっている多くの劇団に、一般の劇場で公演を打つという大き な一歩を、シアターグリーンが牽引したいと考えています。
 
学生芸術祭の発展性と展望

芸術祭という一つの大枠でくくれば、制作力に差のある複数の大学が互いに協力し合うシステムを構築することが出来ます。例えば学生の持つ集客能力を 複数の大学を巻き込むことにより倍増させ、チケット制度により各大学のバランスを保つ様にします。利害が絡む一般の劇団同士では難しい、同世代の学生によ る学生の為の演劇祭だからこそ出来得る相互関係を形にしていきます。

宣伝広告にしても芸術祭参加各大学で一斉に行う宣伝活動は、単純に倍で留まることではなく、更にそれ以外の学生劇団にも呼びかけ、学生のネットワー クならではの効果を最大限利用していきます。そして、高校演劇部、大学演劇関係団体や専門学校に徹底して宣伝し、現役学生の集客を狙っていきます。また、 参加大学から排出された数多くの劇団や演劇人にもアピールし、自分の出身校の今の姿を見て貰いたいと考えています。
全ての演劇ファンの為、毎年常に一番新しい演劇人の現在に触れられる芸術祭を催し、東京から全国に発展させることを目指します。
そしてこれは将来の演劇ファンを増やす為のものでもあります。多くの人に、学生の内から演劇を見るという習慣を身につけて貰いたい。色々在る娯楽の選択肢 のうちに、「観劇」という文化を根付かせていきたい。一握りの人間達のものであった演劇という文化、今一般の社会人が、演劇が気になっているけど今まで観 に行くきっかけが無かった、という状況を考えると、そのきっかけを今の学生達に提供したいと願っています。

学生映画との融合

 SAF vol.1では、演劇が中心ではありますが、それだけでなく映像を創る団体も多数参加します。最近の演劇を見ると映像に力を注いでいるところが多く、その 垣根を越えたやり方で効果的に演出して成功している例を頻繁に見る事が出来ます。そこで、映像と演劇という違う表現方法をとる学生達を、芸術祭というキッ カケで融合する事により、相互の可能性を広げて貰いたいと考えています。今回は、学生スタッフにより運営され学生映画の活性化を目標に活動している東京学 生映画祭企画委員会と協力体制を取り、第19回東京学生映画祭より2校の大学団体を推薦してもらう事により、映像部の充実を図っています。
 更にこれからのSAFでは、映像に限らず音楽やダンス等、舞台芸術の総合芸術祭にして、相互に影響し合う事が出来る催しへと発展させていきたいと考えております。

グリーン55

 同じ時代に同じ立場で同じ表現方法を取っている学生達が、劇場を交えることで互いに協力し合うシステムを構築し、交流を持って一つのものを創造す る、そういう組織を作り上げようとして生まれたのがグリーン55です。そしてその出会いを更に繋げて、そこで可能な限り様々な企画を試みていきます。

演劇空間

シアターグリーンは、劇団と演劇業界を応援するインターネット演劇ポータルサイトである「演劇空間」と協力し合っています。その演劇に対する理念と熱意に互いに同調し合い、歩調を合わせ、演劇の底上げの為に歩みを共にしております。
シアターグリーンは、その三つの全く違った個性を持つ劇場の他に、更に第四の劇場として考えているのが「演劇空間」であり、演劇界に対する思いがひとつの形になったものだと考えております。
「演劇空間」という広い窓口により、多くの方々に演劇を知って頂き画面上で演劇の入口に立って、更に一歩進んで劇場に足を踏み入れ、演劇の、本当に血の通った生の舞台に誘いたい。そして観て貰いたい。その空気を吸って貰いたい。そう願って止みません。
 そこで、今回の学生芸術祭では各参加大学のサンプル映像を動画配信し、芸術祭の宣伝面等でサポートをお願いしています。


芸術祭概要

【名称】   シアターグリーン学生芸術祭 Student Art Festival 〜vol.1〜  

【主催】   GREEN55

【企画製作】 GREEN55

【制作】   GREEN55 SAF運営事務局(シアターグリーン制作・各大学代表)

【開催地】  シアターグリーン BASE THEATER

【期間】   8月3日(金)〜9月24日(月)  8週間

【参加大学】
■演劇 桜美林大学、慶應義塾大学、中央大学、東京大学、同志社大学、日本大学、立教大学、早稲田大学    計8大学
■映像 成城大学、多摩美術大学、武蔵野美術大学、大阪芸術大学、東京学生映画祭推薦2校    計6大学

【芸術祭プログラム】

演劇 映像 日程 大学名
1   8月1日~6日 慶應義塾大学
  1 8月7日 映像部3校
2   8月8日~13日 日本大学
  2 8月14日 映像部3校
3   8月15日~20日 桜美林大学
  3 8月21日 映像部3校
4   8月22日~27日 東京大学
中  夜  祭
5   8月29日~9月3日 同志社大学
  4 9月4日 映像部3校
6   9月5日~10日 立教大学
  5 9月11日 映像部3校
7   9月12日~17日 中央大学
  6 9月18日 映像部3校
8   9月19日~24日 早稲田大学

【演劇の部概要】
■各参加団体6日間で、本番7ステージ以上を行う。

【映像の部概要】
■1日を2時間ずつの3ブロック(途中休憩30分)に分け、1日に3大学の作品が観られるプログラム構成。6日間で各大学は3回上映。

【チケット制度】
■多くの方に少しでも沢山の大学の芝居を観て貰いたいという事で"観る回数が増えると安くなるチケット"を採用。
券種は①演劇ベースチケット、②映像ベースチケットの2種類のみとし、①には特典として映像1日が観られる。

【チケット代金】
■演劇ベースチケット 前売り・当日同じ
1回目    1,800円
2〜4回目   1,500円
5〜7回目   1,000円
8回目    0円
※ リピート割引:同じ公演のリピートは2回目以降1,500円。

■映像ベースチケット
1回目    1,000円
2回目以降   500円

【企画】
・ 全劇団のDVD撮影
演劇空間との提携により、全劇団の作品のDVD撮影を行います。
・ 各大学出身又は関係演劇人とのアフタートーク
*現在、以下の方々を予定しております。
ひょっとこ乱舞主宰 広田淳一 氏
タテヨコ企画主宰 横田修 氏
北九州芸術劇場プロデューサー 能祖将夫 氏
柿喰う客主宰 中屋敷法仁 氏
コンドルズ 青田潤一 氏
とくお組主宰 徳尾浩司 氏
乞局主宰 下西啓正 氏
劇団黒テント 加藤直 氏
東宝演劇部 山田和也 氏   等々
  最終決定と詳細は本チラシにて発表いたします。
・ 中夜祭
この芸術祭の関係者を集めて中夜祭を行います。
プレスの方を交えることも検討いたしております。

・ チラシデザイン展
  芸術祭の一環として、学生がデザインしたチラシ作品を展示いたします。
  作品は、作成時に学生であれば自薦・他薦を問わないという条件で、すべて公募いたします。

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